仕事を面白がれる人が結局一番良いものを作る、という当たり前だが忘れがちなことを思い出させてくれる本。やらされている状態では発想の幅が出ないし、無難な落とし所を探しに行ってしまうし、それは受け手にも伝わってしまう。案件が増えて砂漠速度を求められる状況ほど、面白がる余白は意識的に作らないと消えていく。個人的には、量をさばく体制を整えることと遊びを残すことは矛盾しないと思っていて、仕組み化やAIで浮いた時間をどこに回すかの設計次第だと感じた。効率化の目的が単なる省力化になると、結局アウトプットは平均に寄っていく。マネジメントとしても、メンバーが自分で面白いと思える切り口を持ち込める余地は残しておきたい。楽しんで作ったものは伝わり方が違うという感覚を、感覚のままにせず数字と並べて語れるようにしたい。まずは自分が面白がっている姿を見せるところからだと思っている。
