想像と創造の磨き方
独創とは天才の閃きではなく、独自の視点・切り口・表現を積み上げた結果であるという整理が腹落ちした。まず情報を集め、自分のフィルターを通して意味づけし直す。この「自分のフィルター」を鍛えることが独創性の正体で、才能の話に逃げなくていいと分かったのが収穫だった。制作の現場では参考事例を集めて「近いもの」を作りに行きがちだが、それは他人のフィルターを借りているだけで自分の蓄積にはならない。差別化は表現の派手さではなく、対象をどう見たかという解釈の段階ですでに決まっている。逆に言えば、解釈さえ独自なら表現手法は奇をてらわなくてもよい。チームで量産していく体制を考えると、この解釈の型を個人技のままにせず、言語化して共有できるかが鍵になる。自分自身も案を出す前に「自分はこれをどう見ているのか」を一度書き出す習慣をつけたいし、レビューの場でも表現の良し悪しより、その手前の見方を問うようにしたい。
